令和4年5月、1.5T(テスラ)MRI装置を新しく入れ替えました。
MRIは、磁場と電磁波を用いて人体内部を画像化する装置です。放射線を使わないため被ばくがなく人体への負担が小さいという特長があります。一方で、一般的なMRIは、
① トンネル内が狭くて暗い。
② 高画質な画像を得ようとすると検査時間が延長するという2つの問題がありました。
今回入れ替えた最新MRI装置は、この2つの問題をクリアするための仕様と機能を兼ね備えています。
1つ目は、大開口径を持つMRI装置であることです。
従来装置が60㎝開口径に対し、最新装置は71㎝大開口径を有し、従来よりも開放的で明るい検査空間を提供できます。
2つ目は、人工知能(AI)を用いた高画質化技術です。
これによって検査時間を延長せずに画質の劣化を抑えることができ、患者様への負担を最小限にしながら高画質な画像を得ることができます。
最新MRI装置は、「快適性」および「診断の質」の向上を実現いたします。
MRI検査では、日常経験しないような強い磁石を使用するため、次のような方は検査ができない場合がありますので、必ず事前に主治医にお知らせください。
・心臓ペースメーカー・刺激電極などを身に付けている方
・閉所恐怖症の方
・手術や外傷で、体内に金属がある方
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
※MRI検査は予約制とさせていただいておりますが、なるべくご都合にお応えできるように配慮いたします。また、救急の場合は、直ちに対応できる体制整備も行っています。